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【レビュー】ダンジョン飯【いつでもどこでも食は大事よ】

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 今日は、タイトルの通り、冒険ファンタジーに料理が絶妙に張り巡らされた、超おすすめダンジョンマンガをご紹介します!(全13巻+ファンブック2巻)

 ファンブックについて

 ファンブックの2冊は、①連載の途中で発行した版と、②最終回後に発行した完全版の合計2冊のため、今から購入する場合には最下部の1冊のみ(②)で全部網羅されています。①の購入は不要です!

あらすじ

 とあるいわくつきのダンジョンの最深部で、妹ファリンをレッドドラゴンに食べられてしまった主人公のライオス。

 食べられる直前に、ファリンが脱出魔術をなんとかかけてくれたお陰で、身一つでダンジョンの外に逃がしてもらう事ができた(但しファリン以外)。しかしながら、ファリンを助け出すために、ライオスは仲間のチルチャック・マルシルとともに再びダンジョンへ戻ることを決意する。

 しかし、そこで立ちふさがるのは「お金ない」「食料ない」自分たちの身の上・・・ 。ライオスはここぞとばかりにみんなに提案する。

「ダンジョンで魔物を食料にすればいいじゃん。」と。

 果たしてそれが本当に可能なのか?!そしてその先に求めるゴールは果たしてあるのか!!

このマンガをおすすめの人

・ダンジョンマンガが読みたい人

・異世界料理を学びたい人

・伏線を張り巡らされた奥の深いマンガが読みたい人

・名前だけは知っているけど、具体的にどういう性質かをよく知らない魔物を学びたい人

レビュー

 ダンジョン飯は、大昔にとある書店で1巻が発売されているのを発見し、絵柄の可愛さと凝った装丁に惹かれてジャケ買いしました。良かった点は下記のとおりです!

・まともそうなライオスが全然まともじゃない件。(褒めてる)冒頭にある、1巻表紙の男性がライオスです。スラッと背が高くとても冷静沈着な印象を持てそうですが、これがなんとド変態な魔物マニアで、その知識ぶりは、みんなが混乱することも感動することも役に立つこともあるためある種の厄介さを兼ね備えているとも言える。

・とにかく奥が深い。ネタバレしないような事項しか伝えられないですが、絵が綺麗で楽しくわちゃわちゃとストーリが進んでいくのでさらさらと物語を読んでしまっていた。がっ!なんとあの話はこの話の伏線だったの!みたいなことがザラにある。新刊が発売される度に伏線回収として1巻から読み直したかわからない。

・人間以外にもたくさんの人種が出てきて、それぞれに抱えた闇があったりする深い内容のマンガであること。これについては、「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版」を読んでいただくと大変わかりやすいのだが、マンガに出ている部分以上に深く作り込まれており奥が深い。人種差別もある。そしてその部分にも実は歴史があり、単に外見だけの差別ではない。

・ストーリーがなかなかエグい(褒めてる)。ふんわりした優しさがある線の描かれ方やキャラクターの心理描写が秀逸で、それぞれのキャラクターがとても魅力的である。それは表面の陽キャ的な意味だけではない。とにかく闇が深いキャラが案外出てくる。闇深いマンガがすきな人にはぜひ一読していただきたい。

 このマンガが子どもにも薦められるかどうかでいうと、性的な悪魔も出てくるので100%無害かと言うとそういうこともないけど、胸糞展開はないし、うちは子ども(小学生)が読みたかったら読ませる感じ。上にも書いたけど闇深いキャラが出てくるので厨二病を迎える子どもでも楽しく読めると思います。

 とにかく大人にも子どもにも読んで欲しい!

まとめ

 ダンジョン飯には、とにかく「こう来たか!」という展開でストーリーに無駄がなくスピード感もあって本当楽しく読めるマンガでした。

 ダンジョンてそうか、そういう作られ方してるのね・・・という勉強にもなりました。

 マンガって良いなぁ!

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