みなさんは、「自分自身を作り上げているモノ」として、どんなものを思い浮かべますか?
ん?
そうそう、確かに!
【食事】しかない!?
それはそう!そのとーり!!
ってそうじゃなくて!
みなさんの性格・人生観・恋愛観・表現方法等に影響を及ぼしたモノはどういったものでしょうか?
既にタイトルでネタバレの通り、私の場合はマンガがそれに該当します。
(写真はリアルな私の本棚です。お目汚しゴメンなさい。)
思い起こしましたら、10代の私と40代の私に影響を与えているマンガが違うんですよね〜
と気が付きまして、年代別に私を作り上げたマンガをご紹介させていただきます!
※ちなみに私の年代は、1990年代:10代、2000年代:20代、2010年代:30代、2020年代:40代という感じです。
素直な私の気持ちを乗せすぎていて、大変恥ずかしい限りです。
それではどうぞ!
40代(2020年代)
なうです、なう。
40歳は「不惑」と言って、それなりに人生を経験したことで、今後の自分の方向性が読めてきたぁ〜みたいな頃合いです。
【不惑】ふわく
1.物の考え方などに迷いのないこと。
2.《「論語」為政の「四十にして惑わず」から》40歳のこと。出典:デジタル大辞泉(小学館)から
自分の働き方として「新卒入社の会社に所属して定年を迎える」と思っていた頃がありました。
それがどうです、今じゃ自分で選択して無職ですよ。
これはどう見ても「四十にして惑いまくり」です。
そんな40代の私を作り上げているマンガ5選はこちらです。
①パタリロ!
パタリロは10歳で王様という少年であり、いつでもどこでもギャグ精神を忘れず、みんなを困らせます。
パタリロのこの精神力。
「どんなにしんどく辛く大変なときでも笑いの心を忘れない」という考え・行動は、考え込みやすく落ち込みやすい私の心を支え、助けてくれます。
※パタリロは既刊が多いため、1冊だけで読める「魔界編」をおすすめしています。
②火の鳥
まぁベッタベタですよね、火の鳥。
だけど仕方ない、素晴らしいマンガだから。
不老不死である火の鳥は、愚かな人間たちをいつの時代も見届けています。
欲望のままに生きる人間たちさえも静かに見守っているかと思いきや、時には陥れたりもします。やるやん!
火の鳥は全巻素晴らしいのですが、私は特に火の鳥(2)「未来編」に出てくるマサトの生き様に憧れますね。
本当に憧れて良いのかって話ですけどね。
何億年か生きたいなぁって人にはオススメです!
火の鳥の視点を持てたら、日々の悩みなんて大した事ない!
そう思えるようになります。
ただし何も解決していない!
その点はお忘れなきようお願いいたします。
③エスプレッソ・コーラ
子どもを授かってからというもの、このマンガの視点がすごく勉強になりました。
子ども自身だって「頑張りたい・恥ずかしい・できなくて悔しい・できないのが恥ずかしくてやれない」とかたくさんの悩みを持ってるんだよねそうだよね、と。
このマンガに関する私の思いは、下記レビューが参考になりましたら幸いです。
④二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
子どもを授かってからというもの、という視点で選んだマンガ第二弾。
私の中の大きな偏見「中学受験する子なんて、金持ちか頭いい子どもしかいないんでしょ?」を大きく覆してくれました。
小学六年生という多感な時期を、何を考え子どもたちは過ごしているのか。
中学受験のことだけでなく、
「子どもたちの考え方」
「親子の過ごし方」
「中学受験の成功とは・失敗とは」
等を、塾に通う様々な親子・家族がその回答例を見せてくれます。
どのように選択し歩んでいくことが、子どもたちにとって明るい未来になるのかを考えさせてくれるマンガです。
⑤神作家・紫式部のありえない日々
超有名な「源氏物語」の作者、紫式部の日々を描いた平安コメディ。
作中の紫式部は、一生懸命に源氏物語を執筆中です。
私達からみれば「千年も前に作ったくせに、今も語り継がれる超メジャーな作品を残したマジ神作家」ですが、本作の紫式部は絶賛執筆中だけあってよく悩みます。
たまに、自分の仕上げた作品を見て「え、この内容、本当面白いの・・?」と内省したります。
ブログを始めてからというもの「何かを生み出すってめっちゃ大変なんだな・・」と感じているため、紫式部先生の悩みには恐れ多くもめっちゃ共感します!
「有名人だって魂ひねり出して作品を作りあげてんだ」と自分を鼓舞しながら、今日もブログを書いています。(何の話だ)
30代(2010年代)
30代!いまから10年以上前の話です。
時の流れが早すぎぃ!
仕事に結婚に出産育児に、まぁそこそこ充実していたというか、仕事面で心を押しつぶしながら過ごしていた時代です。
それではいってみましょ〜!
①フラジャイル
フラジャイルはですねぇ、主人公の岸先生が変人扱いされていますが、なんのことはない、空気読まずに「正しいことを正しい」とハッキリ言える先生だからです。
但し「優秀だからこそ」の説得力ではあるのですが。
岸先生のコミュ力はかなり問題アリなのですが、その部分のみを反面教師にしつつ、私は仕事面において下記を大事にすることができました。
「正しく伝える努力を怠らない」
「できないことはできないという」
「自分の仕事に、『ここまで』という線を引かない」
医療マンガの枠組みに収まらないフラジャイルは、働く人みんなに読んで欲しいマンガです。
②独身OLのすべて
横浜を舞台に働く女性3人組をメインにしたオフィスコメディマンガです。
「独身OLのすべて」には血肉となる名言が、1巻だけでも大変多く存在します。
【具体例】
「グチに見せかけたノロケなんざ聞かねーぞ」
「私のやる気スイッチ見つけちゃった…いえ、ヤル気スイッチ…?」
「幸せ由来の傲慢を許すなー!」(結婚式にて)
「子供好きアピール乙」
「確かにそう感じていたけれど、言葉にしたことがなかった!!」という類の嫉妬心・猜疑心を表現してくれたマンガです。
このマンガに出会うことで、そういうマイナスの言葉を感じることに躊躇はなくなりました。(それでいいのか)
③その女、ジルバ
「恋人なし、貯金なし、老後の心配あり」で、40歳を迎える主人公アララの物語。
このマンガに出会った時の私は30代でしたが、「その女、ジルバ」を読んで「40代は怖くない。自分の努力次第でどうにでもなる。」と前向きに捉えることができました。
「40歳(40代)という年齢に勝手に囚われて、自分を制限するのはもったいないことなんだな」と気が付かされます。
後半は中々にヘビーな展開もありますが、有間しのぶ先生の作品なので最終的には大団円な感じです。
④うめぼし
アメリカ育ちの日本人である杏が、日本に帰国したところから始まる物語です。
本作には、漬物関連のレシピがたくさん出てくるので料理の参考にしています。
漬物=ぬか床のイメージでちょっと大変そうですよね。だけど、作中に出てくるぬか床はお手軽に始める方法を描いてくれているので、つい始めてみたくなります。(といいつつまだやってない)
漬物だけではなく、キャベツの巻漬けとか竜田揚げとかもとにかく美味しそう!
ジンジャエールの素だって作中でレシピを教えてくれます。
自分で作れるなんて感動でしたし、味が濃くてうまい!!
ちょっとセクシーなシーンもあるので人を選ぶところがありますが、料理の幅が広がるのでオススメです。
⑤パタリロ!
(2回目)
パタリロが持つ精神は30代でも大活躍でした(以下略)。
20代(2000年代)
20代!
学生時代と社会人を5年ずつ過ごした感じです。
①ワンピース
言わずとしれた超有名マンガです。
レイリーが出てきたマリンフォード頂上戦争編前後が大好きで、全巻そろえたのもいい思い出です。
まさか自分が高校生の頃に始まったマンガが、今も続いてるなんて思ってもみなかったですねぇ・・
ついに小3の息子が読み始めましたよ。名作の力はすごいですね。
②宇宙兄弟
20年くらい前に、本屋さんで初刊をジャケ買いしました。
キラキラした表紙がとても綺麗で、ワクワクドキドキしながら読んでいました。
当時はねぇ・・・
まさか自分が社会人新人の頃のマンガが今もまだ・・・(以下略)
③モンキー・パトロール
独身女性3人組の4コマギャグマンガ。
3人それぞれの長所・魅力が大きく異なることもあってか、それぞれに色々な出会いがあります。
私が社会人になってから読み始め、一人暮らしの孤独な日々を楽しく過ごさせてくれました。
恋愛に関する描写も多数あり、どのキャラとは言いませんが、片思いの心理描写が胸に刺さります。
とにかく全部好き!
結婚する時の引っ越しで、手放して後悔しているのでいつか買い直し予定です。
④…すぎなレボリューション
ちょっと小太りでサエない主人公OLが、片思いを自覚して自分を奮い立たせる物語。
このマンガには、恋をする勇気をもらいましたね。(書いてて恥ずかしくないのか)
自分を出せない主人公がたくさん努力してどんどん自立していって、たまには道をそれてしまったりもするけれど、最終的には自分の幸せをきっちり掴み取ります。
今思えばね、社会人の恋ってかなり面倒くさいと言うか大変ですよね。
そういった現実も教えてくれるマンガです。
⑤パタリロ!
(3回目)
えっ、またパタリロ!!?
パタリロ!の威力は絶大なものでして、20代でも大活躍でした(以下略)。
10代(1990年代)
10代って、何を隠そう30年ほど昔なんですよ・・・
もう世代が2回くらい変わるほどの昔ですよ。
当時のマンガでも、今はもう電子書籍化されているんですね。
驚きを隠せませんがいってみましょ〜!
①ときめきトゥナイト
主人公の恋人:真壁くんには憧れましたね〜。
この年になって親目線で見ると、真壁くんにはつい「その前髪、切ろっか?」って思ってしまうんですけど、当時はそれさえも格好良く見えた不思議。
私の初めての魔界体験もときめきトゥナイトでした。
自宅の地下に、魔界に通じる扉があるとか夢しかない。
さらに好きな人が前世からの恋人だったなんて!(ネタバレ)
夢しかない!!
②ブラックジャック
近所の図書館で小中学生時代に「火の鳥」「アドルフに告ぐ」あたりを読み込み、高校生になったらお小遣いで手塚先生のマンガを集めまくりました。
その中の1つであるブラック・ジャック。
とはいえ、医者を目指そうと思ったとかそういう話でもなく。
単に、カッコいいなぁって思って憧れていた時代があります。
この高尚なマンガを読んでこの感想。
ヒドい、ヒドすぎる。
③幽☆遊☆白書
こちらも、高校生になって集めたマンガ。
こういうSF的な世界観のマンガは昔っから好きだったんでしょうね、多分。
終盤の子供向けじゃないような展開になってきたあたりも好きでしたね。
仙水とか戸愚呂兄弟の話を読んで「堕落せず、きちんとした人間になろう」と思ったものです。
綺麗に終わってくれて感謝ですね。
④ろくでなしBLUES
すぐ上で「SF的なマンガが好き」とか言っておきながら、こちらは高校生のケンカばかりする比較的現実的なマンガです。
太尊と千秋の関係性が好きでしたね。
高校生になったらこういう出会いがあるものだ、と思いながら読んでいたのも懐かしい。
ちなみにそういう出会いは高校時代にありませんでした、そういえば。
あれ・・・?
ボクシング部がない高校だったからでしょうか。
⑤BASARA
高校生の時に初めて読んだ、日本をモデルにした旧時代が舞台のマンガです。
人の心が荒み明日をもしれぬ日々の中で、みんながみんな闘いに明け暮れ女子供にも容赦ない時代の物語です。
オシャレな名前の登場人物(揚羽・四道・浅葱等)や、地方で活躍する魅力的な登場人物(那智&聖ペア、飛騨の市松、穂積&廉子ペア)等、出てくるキャラすべてが格好良く枚挙にいとまがないほどです。
誰もがしんどい時代、だけど生きていくしかない。
そういう時代を生きた人たちの物語であり、私達が生きる時代にも欠かせない考え方が描かれています。
まとめ
ここまでお目通しいただき、本当にありがとうございます!
いかがだったでしょうか。
思いがけず、20代〜40代でパタリロが独占してました。これは決して手抜きではなく、マジで私の人生の根幹にあるマンガということです。
表面に出すかどうかはさておき、いつも心に笑いがあるって本当に大事です。心の余裕がないとベストな選択はできないな、って思ったりもします。
あと、自分の生きる年代によって、私を作り上げられたマンガが異なることにちょっと驚きました。
まぁそれもそうか。
ちなみに、「40代から10代に遡るにつれ、それぞれのマンガに対する熱量があからさまに下がったな」って気がつく方もいらっしゃるかと思います。
それはもうごめんなさい。
10代のころのマンガは私を作り上げたっていうか、どちらかというと「好きだったマンガ」程度の位置づけですね。
そこから30年も続けていると、単なる好きかどうかというよりは、もう「生き様に影響を与える」んですね。
マンガの威力は絶大ですねぇ。
<最後に>
良かったら、コメント欄に「ご自身を作り上げたマンガ」を教えてもらえましたら嬉しいです。(5選じゃなくても、1選でも問題ないです!)