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【レビュー】ハコヅメ ~交番女子の逆襲~

今日は、アニメにもドラマにもなった超メジャーな、新人女性警察官が主人公のお仕事日常マンガをご紹介します!(完結済み、23巻+1巻)

あらすじ

 主人公の河合は、就職活動時に大した信念もなく「安定している職業だっ」と思い警察官を選択し、日々やる気少なめに巡査として仕事に取り組んでいます。そんな彼女のもとに、超美人で元エリート刑事である巡査部長の藤が異動してきました。

 ハコヅメはそんな二人をメインにした、警察官の日常や裏側を余すことなく笑いあり涙ありで楽しませてくれる日常ポリスウーマンマンガです。

このマンガをおすすめの人

・今までとは違うタイプの警察官マンガが読みたい人

・警察官の役職名とヒエラルキーを楽しく学びたい人

・真面目な人達が真面目に取り組んでいるのに、笑えるマンガが読みたい人

・意気投合しているチームの仕事っぷりを見たい人

レビュー

 まずハコヅメというタイトルですが、どうやらこの名前に魑魅魍魎感があるみたいでタイトルだけを見て読まないっていう方がいるみたいです。もったいない!

 このマンガの素晴らしさは下記のとおりです。

・主人公の河合が可愛いそう、いや、可哀想。警察官てマジでどれだけ大変なんだ・・・と、気が付かされます。いつだったか某映画の美人女優が「警察官がきらいです。だいっきらい」といった捨て台詞を吐いていたことので、なんとなく私も警察官が好きじゃなかったですが、健気な河合を見ていると警察官も人間だよねそうだよね、と深く反省することができました。

・巻を増すにつれて、絵がすごく上達しているのが手に取るように分かります。作者は警察官を10年以上勤めてから漫画家になられたそうです。バイタリティがすごすぎませんか?そのため、ストーリーのリアリティが真に迫っていて事件も事故も辛い展開のときは、読んでいて本当にしんどいです。(褒めてる)

・警察署管内での人間関係がとても面白いです。24時間365日いつもフル稼働なので、家族や友人たちよりも同僚・部下・上司といっしょにいる時間の割合がどうしても多くなります。そのためちょっとした体調の変化にも気づきやすく、とはいえ忙しすぎて気遣いの言葉をかけるのが精一杯(休めるわけじゃない)・・・という、福利厚生はしっかりしているけどそれを活用できるかって言うとそうでもなさそうで、ここでもまた警察官を見る目が変わりました。

・警察官の役職をわかりやすく覚えられました。一般企業と違うんですね。課長がかなり偉い(言い方)。部長っていうのは巡査部長の略称で、課長の下。今きちんと言える範囲ですと、下から、巡査⇒巡査長⇒巡査部長⇒・・?・・⇒課長⇒・・?・・⇒副所長⇒所長(警察署内のトップ)です!「・・?・・」の範囲は、他の役職が入るのかどうかさえも理解できていない部分です。

 最後になりましたが、絵柄の可愛さからは想像できないですが、本マンガも小学生・思春期にはちょっと向かないですね。あらゆる犯罪・事故を扱っているので。どうしてもアレなシーンやコレなシーンが多いです(要はR18)。あとは4巻だったかな、個人的に一番ショックな話がありました。何回か読めばなんてことないんですけどね。そういった躊躇してしまいかねない現場にも向かっていかないと行けない警察官て、よほどの信念がないと中々どうしてしんどい職業ですよね。

まとめ

 あれ、今回も完結済みとはいえどまた巻数が多いマンガでしたね。一巻だけでもおもしろのでまずは読み始めてみてもらいたいです。

 それと、冒頭に23巻+1巻と書きましたが、実はハコヅメ本編とは別に、「別章 ブラックボックス」というタイトルのハコヅメがあります。これは敢えて本編と外されていますが、内容的には17巻〜18巻の間ですので、ブラックボックスはシリアスな展開が続きますが、読み続けられた場合には、ぜひ忘れずにお手にとってみてもらいたいです。

 そうそう、完結済みと記載しましたが、「第一部終了」という話もありますのでいつの日かの連載再開を待ちましょ〜!

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