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【2025年1月版】子育ての悩みに、おすすめの書籍10選【Kindle Unlimited対象】

我が家には小3の息子が一人います。

運動神経も良くないし、取り立ててイケメンでもないし、勉強も好きじゃない。

それでもかわいい。

これがまぁ無条件にかわいい。

ねぼけた顔で「ねむぅいよ〜」と言いながら、朝ご飯を食べているところを見ているだけで大変幸せな気持ちになれます。

だけどもだっけーどー!

何度言っても部屋を片付けないし宿題しないし靴さえ脱ぎ散らかしたまま。

イライラして感情のままに怒鳴り散らし、あとから自己嫌悪で落ち込むことが多いのも事実です。

イライラする私の気持ちや、子どもの行動を「大したことじゃない」と思って、そのままいつもの日常を送るのも一つの手ですが、Kindle Unlimitedの中でお悩み相談に乗ってくれる育児に関する書籍を見つけました。

なんと!

ありがたいことですねぇ〜

おすすめ本は1冊で1,000円以上するものが多いので、Kindle Unlimited会員になってもすぐ元は取れますし、Kindle Unlimitedで気になった本をチラ見してから実際に購入することもできます。

というわけで実際に読んだ中で、同じように子育てに悩んでいる人向けの書籍(対象年齢別)を10選おすすめします!

Kindle Unlimitedに未加入の方はまずは下記ブログをお読みいただき、加入をご検討ください。(加入しなくても、購入することは可能です!)

時間を有効化&荷物を最小化!月額980円で使えるKindle Unlimited(読み放題サービス)を使うメリット・デメリット5選 「電車通勤中、いつもスマホでゲームしてばかりで時間を無駄にしてる気がする・・・」 「最近忙しくて時間がなくて、本屋にも行けない...

おすすめ年齢:未就学児(2歳〜6歳)

2〜6歳のお子さん向けにピックアップした書籍の作者は、すべて保育施設の先生である大ベテランの柴田 愛子さんです。

分かりやすくて読みやすいのでおすすめです。

今日からしつけをやめてみた

読みやすさ:★★★★

マンガなので、軽い気持ちで読みはじめられます。

冒頭の「はじめに」を読んで既にウルッと来ましたね(早い)。

なにが良かったって、

子どもの成長には順番があります。

という部分ですね。

親目線だと、つい「あれが出来たならこれも」「◯歳になったからこれができるだろう」とか、育児には子ども自身への期待値が優先されがちです。

ですが、子どもにはその子にあった成長や考え方の順番やスピードがあるんだな、と気が付かされました。

子どもたちがどうして大人のいうことを聞かないのか。

大事なことは、「大人の言うことを聞かせる方法」ではなく「子どもたちは何を考え行動しているのか」を理解し寄り添うことである、と教えてくれます。

そうそう、

「我が子は親のペットであり部下であり家来である」

そう信じてやまない親御さんには向かない書籍だそうです。

とことんあそんで でっかく育て 柴田愛子流「りんごの木」の保育 春夏秋冬

読みやすさ:★★★★

保育施設での、子どもたちの写真とエッセイを組み合わせた書籍です。

自然派の保育園にうちの子も通っていたので、読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。

保育園の中の話なので、子ども同士の交流がメインに書かれています。

様々なことで、どうしても、できる子・できない子と分かれてしまうけど、できる子だってできる子しか周りにいなかったら優しい気持ちや思いやりが育ちにくいですよね。

この本は、

みんな違って、みんないい

と思える本です。

作品の中の運動会のくだりで、子どもたちの成長が著しすぎて泣けました。

大人と子どもの接し方を、第三者的に捉えられるようになるのでおすすめです。

そうそう、子どもたちの写真がとても表情豊かなので、子どもがわちゃわちゃしている様子が好きな人にもおすすめです。

お母さん、それは悩むことではありません

読みやすさ:★★★★

幼稚園の中の出来事なので、子ども同士のやり取りがメインです。

子どもは、大人と違ってまだまだ未熟な存在で、大泣きするときだって子どもなりの理由があるはずです。

どんなときでも、最も大事にすることは

「子どもの気持ちに寄り添うこと」

です。

大人はどうしても「無意識&自分の常識の範疇」で育児を考えてしまいがちですが、本書の中では子どもたちへは「みんな違ってみんないい」「大事なのは失敗しないことではない、自分で考え経験していくことだ」としています。

また、どんなに「子どもにとって最善の環境」と保護者が思っても、それが本当にメリットばかりかは一概には言えません。

本書では、早期教育についてもどう考えていくことが大事かを教えてくれます。

保護者自身が悩むであろうことを、書籍内で分かりやすく表現してくれるので読みやすいし自分の視野を広げるきっかけにもなるのででおすすめです。

おすすめ年齢:1歳〜10代後半まで

うちの子、このままで大丈夫?がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識 

読み応え:★★★★★ (326ページ!)

とにかく、読み応えバツグンの1冊でした。気合い入れて腰を据えて読んだ方が良いです。

幅広い項目について触れている1冊です。

わがまま・やる気・いじめ(ネットいじめ)・嘘・汚い言葉・性差別・自己肯定感・アダルトコンテンツ・性教育プログラム、などに触れており、さらには関連するトラブル時の対処法が具体的に記されているので、子どもとの付き合い方に参考になるページが多数あります。

あと、私がこの本を強くおすすめしたい理由としては、ジェンダーに関する考え方について書かれていることです。

身近な親や大人の考え方に、男性らしさ・女性らしさに関する固定観念があり、それを子どもに押し付けてしまうと(無意識にでも)子どもの将来的な考え方に悪影響を及ぼす可能性がある、ということでした。

私自身としては、昨今見かけるキーワードである、LGBTQ・ジェンダーレスについては本やマンガで学んでいますが、身近に該当する人がいないので正直ちょっと遠い存在です。

そのため、ジェンダーレスを考慮して子育てを行う必要性を感じていなかったけれど、この本を読んで「男らしさ」「女らしさ」という固定観念を与えてしまうことは、「男に優位性がある」「女は弱い存在」等の考え方をしてしまう差別のきっかけになるということを学びました。

これまでなんとなく私自身が感じていた旧来の男女という価値観についても書かれており、過去の自分が何を感じ過ごしてきたのかを今更ながら見直す(というか反省)機会を与えてくれました。

また、私が子供の頃には経験しなかった、インターネット・SNSを経由したトラブルに発展しかねない事例も学べたことは大変ありがたかったです。

最後に、巻末の脚注についてです。

脚注だけで70ページ以上の膨大な量で、本書の内容がどのような心理テスト・論文等から引用されているのかを示しています。

本文・脚注の1つ1つに相互リンクが貼られているので、本文を見ながら脚注のリンク内容を確認できますし、逆に、脚注リンクから本文を確認することもできます。

本書は電子書籍を利用することで、効率よく深い理解が得られると思います。

便利な世の中になりましたねぇ。

また、何かトラブルがあったときに手元においておくことで役に立ちそうな、本当に濃厚な書籍でした。

犯罪心理学者は見た危ない子育て

読みやすさ:★★★

読み応え:★★★★★

なかなか衝撃的なタイトルですね!

本書籍では、どの家庭にも当てはまる「過保護型」「高圧型」「甘やかし型」「無関心型」の4タイプの子育てを見ていきます。

(すぐチェックを完了することが出来ます。ちなみに私は「過保護型」でした。)

非行少年の親には、どのタイプが当てはまるのか?

楽しく面白い話題からは程遠いですが、心理学に興味がある方でしたら興味深く読めるのではないでしょうか。

心理学用語を用いて教えてくれるので、子育てを客観的に学べる一方で、どういった行動がどういった心理学に当てはまるのかも示されているので、少々専門的な書籍である印象です。

とはいえ、大ざっぱな概要としては

「こんな極端な子育てをしたら、こんな素行の子どもになるよ」

です。

ちなみに、4タイプの中に当てはまってしまうこと自体が悪いのではなく、そういった部分がありつつもバランス感覚のある親になることを提案しています。

過去のニュースに実際に出てきた具体例もあるので、子供関連の犯罪ニュースを思い出したくない人は読まないほうが良いかもしれません。

著者は犯罪心理学の専門者なので、犯罪に絡めた子どもの話も多く、現時点での直接的な育児の悩みと無関係な部分もあります。

ちなみに、本作の中で暴力団と半グレの違いも教えてくれます。

同じように見えても、実際に加入する人にとっては大きく違う成り立ち・ルールであると学びました。

本作品は、目の前の悩みだけでなく、子育てに関する長期的な視野での行動・考え方が示されているのでおすすめです。

その「一言」が子どもの脳をダメにする

読みやすさ:★★★

「高学歴親という病」でも有名な成田奈緒子先生の共著です。

本書冒頭の目次で、子どもとの会話において具体的なOK回答とNG回答を示しているので、自分が知りたい気になる部分にすぐページが移動できるようになっています。

気になる会話から、その具体的なエピソードと経過を教えてくれますが、本書タイトルの通り大体は良くないパターンです。

本書の対象となる子どもの年齢層は0歳〜18歳ですが、具体例は小学生以上の内容がほとんどです。

本書内では、子どもへかける言葉として

ほめ言葉は子どもを縛る言葉

としています。

私の中では、「ほめる内容は何でもOK!」と思っていました。

ところが、本書内では「もう少しちゃんと気を使ってほめてあげてや(ざっくり)」と書かれています。

具体的な引用は下記の通りです。

たとえば、「何でも食べてくれてお母さんうれしいわ」という言葉は、同時に「食べなかったら、お母さんはあなたのこと嫌いになるからね」というメッセージとして子どもに伝わる可能性もあります。

これはなかなか衝撃的でした、私。

子どもが

「そんなうがった見方するぅ〜?」

って思いましたね、正直。

ですが「親が何気なく子どもに発した一言が、子どもにとって何らかのプレッシャーやストレスを与えることがある」という気づきを得られました。

全エピソードに共通していることは、「まずは子どもの考え・行動に寄り添うことが大事」ということです。

良い例の結果については、どちらかというと「理想論じゃん?」という印象をうけた部分があります。

ですが、日頃の会話に役立てられるという点でおすすめです。

イラストでわかる 怒らずのばす育て方

読みやすさ:★★★

タイトルの通り、イラスト・図解がたくさんあり、ほっこりした気持ちで分かりやすく読み進められます。

また、怒りに関する解説が具体的であり、育児の中で、怒りと付き合う・コントロールする具体的な方法を学ぶことが出来ます。

子育て時の対処法がメインで書かれていますが、子育て以外の日常シーンでの怒りコントロールにも活用できると思います。

「怒らないで済む対応方法」として、子どもの困った言動を38パターン提示して、イラストつきで怒らないで済む伝え方を示してくれていますので、大変わかりやすいです。

さらには、「対大人の、困った言動」10パターンにも触れています。

(例:夫が、子どもにママの悪口を言う場合の対処法)

本書は可愛いイラストやわかりやすい図解だけかと思ってましたら、巻末には具体的な怒りをコントロールするため心理トレーニングを行うための付録がありますので、イライラしやすい人には大変おすすめです。

花咲く日を楽しみに 子育ての悩みが消える32の答え Como子育てBooks

読みやすさ:★★★

著者は精神科医の先生です。

この本を読んで一番心惹かれた箇所は

子どもに寄り添うということは「待つ」

ということです。

それができれば苦労はしない笑!

とは思いつつも、就寝直前や登校直前以外ではできる限り大事にしていきたい考えだなぁと思いました。(できるとは言っていない)

本作品は、Q&A方式で話が進んでいきます。

精神科医の先生だけあって、下記のようなお悩み相談もあって参考になります。

発達障害・一人っ子・ひとり親、etc…

無意識に悩んでいたりもやもやしていることを言葉にしてくれているのでおすすめです。

おすすめ年齢:小学生〜10代後半まで

どんな時代でも幸せをつかめる大人にする つぶさない子育て

読みやすさ:★★★

目次は下記の通りです。

無意識に「子どもをつぶす7つのケース」

!!!

無意識に

!!!

そんなつもりがないのに、子どもをつぶしてしまう・・・

怖いですねぇ〜!

本書では下記を目標にして、7ケースについて具体的な問題・対応策・ルールの決め方等が書かれています。

「自分の幸せくらい、自分の心で決められる大人になれ」。

他の書籍と比較して書かれている項目・テーマは下記の通りです。

<一例>

・中学受験の話(不合格は失敗ではない、中学受験後合格し入学後のデメリット)

・やってはいけない褒め方

・10歳を過ぎたら子離れをする

・子どもに日記を書かせる(思春期以降)

・子どものいじめへの親の対処法

子どもが10歳以上のご家庭や、長期的な視野で育児を捉えたい方におすすめです。

親も子もラクになる ゆるめる子育て

読みやすさ:★★★

非認知能力とも呼ばれる、ライフスキルを高めるための「自分との向き合い方」や「子どもとの関わり方」を、「行動習慣」に落とし込んで紹介してくれる本です。

52項目もの悩みごとに、イラスト付きで解決策を示してくれるので、具体的な悩みがある人におすすめします。

<悩み事の一例>

・なかなか勉強をしたがらない子どもに

・スマホやタブレットを使いたがる子どもに

・何度言っても同じことをしてしまう子に

本書の中の、「子育てがみるみる楽になる考え方」で、保護者である「自分が楽しんではいけない」という意識があることを自覚できました。

いつの間にか子どもの前で、できる限り理想的な親の姿でいようとしていたのだな、と気がつくことが出来ました。

客観的な視野をもてるようになりたい方にはおすすめの1冊です。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今回おすすめした書籍10冊ですが、一度にまとめて全部読むと「両親の意見は統一しないと子どもが混乱する」とか「両親の意見が統一されてなくても、子どもは混乱しない」と、真逆のことが書かれている事に気がつきます。

結局正解はどっちなの?

正直、余計悩むことになって困りますよね。

個人的には、子育てには「正解がない」ことが不変の真理かな、っと思います。(本を読む意味はどこに!?)

いつも忙しさにかまけてつい子供のことを後回しにしがちな日常です。

こういう書籍を読んだあとくらいにしか、日頃の接し方に注意を払うことができないのが正直なところです。

私だけでなく、子育て中の皆様のお悩みが少しでも解決する書籍に出会えますように。

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