今日は、アニメにも実写映画にもなった超メジャーな青年マンガをご紹介しますッ!!
爽やかな絵柄にもかかわらず小学生・思春期の子どもたちには絶対に見せられない、けれどマンガ好きな大人にはお薦めせずにはいられない、カオスが詰まったマンガです。(全31巻)
あらすじ
日露戦争帰りの杉元佐一(主人公)は、とある目的達成に向けて大金を稼ぐために北海道に滞在し、アイヌの少女アシㇼパと出会います。少女にも、とある目的があり、二人はともに行動することにしました。果たして二人の目的は無事に達成されるのでしょうか・・・?
このマンガをおすすめの人
・明治初期を舞台にした北海道マンガが読みたい人
・アイヌに関するマンガを読みたい人
・群像劇が読みたい人
・明治初期の日本軍の活躍が見たい人
・犯罪を起こす人間の心理が知りたい人
レビュー
このマンガに描かれている時代は、明治初期がメインとなります。また、舞台は北海道であり、史実に詳しい人にはより深く楽しめるマンガだと思います。もちろん、私のように史実に詳しくない人間でもとても面白く読むことができました。
全31巻というボリュームですが、何が良かったか厳選してお知らせします。
・杉本がカッコいい(色んな意味で)
・アシㇼパさんが可愛いだけじゃない。
・登場人物がほぼとても魅力的。そして心理描写が絶妙。理解できないタイプのキャラもたくさんいるけど、大枠で魅力的。
・どんなに真剣な展開になっても、隙あらば笑いを差し込んでくる作者の表現力。
・31巻もあるのに、中だるみすることがないスピード感あるストーリ展開。
ちなみにですが、良くない点はあるのかというとまぁちょっと言いにくいんですけど、冒頭にも書いた通り小学生・思春期の子どもには見せにくいところですかね。。
「小学生ぐらいならいいのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。え、でも答えられます?
「『姫〜!』っておじさんが言ってるけど、姫いなくない?」って聞かれた時に・・?
まとめ
本当は、ゴールデンカムイ内のお気に入りキャラについて個別で語りたいほど、更にはゴールデンカムイ展に3回行くほどにドハマリしたのですが、ネタバレだけは避けたいため残念ですがまずは割愛します。
冒頭のタイトルですが、30巻31巻にはコミック(紙)限定のミニポスターがつくという特典がありました!どうしてもこれが欲しくなってしまいまして、1〜29巻までは電子書籍で購入したものの30巻31巻は予約までして紙で購入しました。
そして販売日当日に特典付きコミックを本屋さんで入手したものの、普通に本屋さんの本棚に特典付きのコミックが並んでいるという、つまりは予約意味なかったんじゃね?説を2巻ともに繰り返しました。しかもゲットして満足してそのまましまい込むという、手に入れるまでがゴールっていうあまりに自分の欲望に従った行動をしました。えぇもちろんなんの後悔もないです。ここまでハマったマンガに出会えてことに感謝しかないです。
私は本作品・ゴールデンカムイ展・公式ファンブックを通して、作者であられる野田先生の熱量を深く思い知りました。銃1つをとっても、衣装1つをとっても、全て現物を把握された上で丁寧に描かれているのです。更には、アイヌの専門家に話を聞きに行かれたり、北海道にも訪問されているそうです。
愛があるマンガって素晴らしい。