みなさん、こんにちは!
「どうしてオレってモテないんだろう・・」
「どうして彼は、同棲中の私ではなく外に浮気しにいってしまうんだろう・・・」
こういうお悩みを持ったことはありませんか。
今日は、こういうお悩みをズバッと分かりやすく、かつ残酷な真実を突きつけて教えてくれる煽り上手系女子高生が魅せる、生物学にも詳しくなれるマンガをご紹介します!(連載中、3巻まで)
<注意!>
お悩み解決マンガではありません。あくまでも動物の生態から考えられる人間の性質や悩みを客観的に分析してみよう!という部分がメインです!傷つきやすい人は読まない方が懸命かもしれません。
あらすじ
「ごめんね、男としてみることができないの」と彼女に振られた久慈先生。
そんな失意のどん底にある久慈先生を、なぜか生物学部顧問に誘う美人な3年生・生物学部長の阿加埜(あかの)。
「なぜ男らしくない男が女からモテないのか」を、クジャクの生態(オスの尾羽)を例に久慈先生に説明したものの、出るわ出るわの残酷な真実・・・!
久慈先生は果たして、無事に生物学部顧問になってくれるんでしょうか・・?
このマンガをおすすめの人
・生物の生態に詳しくなりたい人
・生物の生態と人間の生態を比較したい人
・女子高生が先生に片思い中のマンガを読みたい人
レビュー!
このマンガは、絵柄の可愛らしさとタイトルから興味をもったのですが、クジャクの話以外も全体的に面白すぎました。
このマンガの見どころは下記の通りですッ!(ネタバレあり)
主人公:阿加埜(あかの)がツンデレが過ぎる
1巻表紙を飾っている女の子が阿加埜です。可愛らしい子だなぁと思って目を凝らしてみると、なんだか不機嫌そうというか気が強そうという印象を受けます。
確かに気が強い側面はありますが、いつもいつもそういうわけでもありません。久慈先生が他の女性と話しているシーンに出くわしたりすると、ジェラシーがほとばしり、口調が強くなりがちなだけなんです。
久慈先生に対する彼女の本音はとても素直で純粋で可愛らしく、先生と生徒という間柄でなければ応援してあげたい気持ちになります。
主人公:阿加埜(あかの)は天然であおりが過ぎる
そんなツンデレな阿加埜ですが、生物学に関する知識の深さは並大抵ではありません。
色んなシーンでその知識を披露し、その場の空気を完全にかっさらっていきます。
ただ、難を言えばちょっと煽りがすごいのです。(褒めてる)
暴走族に入るような後輩・その仲間を的確に煽り倒し、警察が来てしまいそうなほどのトラブルを巻き起こしても彼女の感覚的には「ちょっと煽っただけなのに、すまん」と自覚ゼロで、その天然なあおり能力には心からの感嘆を申し上げさせていただきます。
生態例にクセが強すぎる(褒めてる)
マンガタイトルではクジャクが挙げられていますが、他にも色々な動物の生態パターンを知ることができ、とても勉強になります。
オスとメスの関係性やグループの構造を具体例として出してくれるのですが、なにがどうしてそうなったのか、人間が動物に変装するタイプの表現方法であり、動物の生態としてだけではなく人間にもそのような生態が見受けられることを分かりやすく示してくれています。
これはもうね、見ていただかないとわからない面白さですよ。しかも動物ですからね。気遣いとかなく本能の姿を分かりやすく人間の姿で表記してくれているのは、どうしてもただただ面白いです。
久慈先生が鈍感で冷静すぎる
阿加埜はとある理由により、久慈先生に好意を持っています。そんな彼女の思いを久慈先生は「生徒が先生に敬愛する思い」と受け止め、特に恋心に発展する様子はありません。
私にも女子高生の頃があり、阿加埜の同じように先生に淡い恋心を抱いたことがありますので、阿加埜の気持ちがわからなくはないです。ただ、親となった今思うこととしては「先生、まさか手を出すまいな?」という疑心暗鬼の気持ちです!
まぁ落ち着こう。マンガなのでそれなりに許容していこう。
そのあたりが今後どうなるのかはまだ今はわかりませんが、とにかく久慈先生はいろいろなシーンで鈍感力を発揮し、そのおかげで(今のところは)二人の恋は始まっていないです。
登場人物の設定がしっかり作り込まれてる
阿加埜の的確なあおり能力と恋心に対し、彼女の思いを的確にスルーする久慈先生。
物語はそれだけかと思いきや、阿加埜がどうして恋心を抱くようになったのか、どうして生態学に詳しくなったのか、そういった部分は物語が進むにつれて明らかになっていきます。
阿加埜・久慈先生だけでなく、関わってくる登場人物たちの背景も描かれていることで、物語に深みを持たせてくれています。
まとめ
女子高生×先生の禁断の恋の物語とみせかけて、本マンガは異なる方面から主人公たちの魅力を存分に発揮してくれます。
阿加埜のあおり能力、めっちゃ高スキルだなって思いました。
トラブルを巻き起こすほどのあおりは好ましくないかもしれませんが、例えば、「我が子のやる気を引きだす」とか、「気に入らないあいつを口だけでうまく説き伏せる」とか、そういった局面では役に立つのではないでしょうか。